top of page

指圧師、ママ、妻、わたし。カラフルに生きていく!

ジュラヴリョフ 愛里 | ZURAVLJOV AIRI

指圧師/かわいい3児のママ

”ママ”のわたしだからこそ出来る仕事、生き方がある。

そんな愛里さんの生き方は・・・

― 世界の中で誇りを持って生きる。

   日本人は素晴らしいものを持っているから。

今は指圧師として仕事をしていますが、昔はキャビンアテンダントになりたかったんです。華やかでかっこいいなぁって憧れていて(笑)そのためには、何かしらのタイトルを持ちたいなぁって考えていました。

そんな時に父が「ミス・ユニバースの大会に出てみたら?」って勧めてくれて。約半年間、体育会系運動部かと思うくらいハードなトレーニングをやり抜いて、最終的に日本大会で3位になれたんです。

その大会がきっかけでモデル業界に入って、ファッションショーをメインに活動するようになりました。まだ学生の時だったので、学業と両立しながらやっていましたね。

ただ、オーディションの面接でブック(モデルの履歴書のような資料)を見せても、「ミス・ユニバースってなに?」「そんなタイトル持っていてもこの業界では使えないから。」って言われることも多くて。なかなか受からないし、仕事もとれなくて…。

自分の居場所はここじゃないなって感じて、モデル業界の道は諦めました。

「もう、自分には何も出来ることがない。」って思いました。

「これからいったい何をしていったらいいんだろう。」って、とても悩みましたね。

2.png

その中で、ミス・ユニバースでの経験、あと、外国人の彼と結婚したのもあり、『世界の中で日本人として生きる』ということを考えるようになったんです。

たとえば、私たち日本人は外国人の高い鼻や綺麗なブロンドヘアーに憧れるけど、日本の小さい鼻は外国人から見ると可愛いし、ツヤのある黒い髪もとっても素敵。日本人ってすごくいいものを持っているんです。真面目で強い心だってそう。だから、日本人としての誇りを活かしたこと、そんなことをしていきたいって思うようになりました。

― 指圧師の国家試験にみごと合格。

   そんな時、妊娠・出産で感じた変化。

そんな思いを持って色々調べているうちに、指圧に出逢ったんです。

指圧って日本発祥のもので、海外、特にヨーロッパではものすごく普及していて。それを仕事にしたいなって思ってすぐに専門学校を受験しました。面接のときに、「指圧は日本の誇りでとってもいいものだから、もっともっと広げていきたいんです!」って熱っぽく伝えたことを覚えています(笑)

専門学校には3年間みっちり通いました。

指圧師の資格って実は国家資格で、厚生労働省が認めたしっかりした資格なんです。だから、解剖学、生理学、指圧に関する法律も勉強するし、もちろん実技試験もあるし、卒業試験に合格して卒業しないといけないんです。なかなか知られていない世界かもしれませんね。

いっぱい勉強しましたね。その時に1人目の子どもを妊娠して、出産したんです。

そこから生活にちょっと変化がありました。

妊娠して出産しているし、今までみたいに自由には動けない。もちろん生活は子ども中心。

どこかに勤めるにしても、時短で働きたい、実質5~6時間ですってなると受け入れてもらいにくい。保育園のこともあるし、子どもが病気になれば休まなきゃいけないですし。

だから、指圧師の国家資格は持っているのにどうやって仕事をしていこう、どうやって指圧を広めていこうって考えました。出産をすると仕事とのバランスは簡単なことじゃないなって痛感しました。

― 『KIDS指圧』を広めていきたい!

  “ママ”の私だからこそできる仕事を。

ある日、友人に「愛里、子どもにも指圧って出来るよね?作ってみたらどう?」って言われて。その一言がヒントになって、ママが子どもにできる『KIDS指圧』というのを広めてみようっていうアイディアが浮かんだんです!西洋医学と東洋医学をミックスして、入れる力の強さ、ツボの押し方、そういうのを伝えていこうって。

10346540_603382073096012_9009315208874257351_n.jpg

肩甲骨の間をかるく撫でてあげると夜泣きがおさまったり、お腹が苦しそうなときは腸にそってやさしく押してあげたり。力加減を中心に、「ここは押しちゃダメですよ。」という危険なこともしっかり伝えていきました。赤ちゃんは想像以上にとっても繊細なので、そういうリスクをきちんと伝えることも大切です。

伊勢丹さんとコラボしてKIDS指圧セミナーもやりました。

子育て支援の事業をしている知人から「やってみない?」ってお誘いをもらったので、やってみよう!指圧の良さをママたちに伝えたい!って思って。子供服売り場で定期的に開催しました。

参加して下さった方々は、事前にセミナーについて調べて、私の話も興味津々に聴いてくれました。「指圧に興味があって、ちゃんと国家資格を持っている方から学びたいんです!」ってとっても熱心で。わんわん泣いていたお子さんが指圧中や指圧後に泣き止んでいるのを見ると、すごく嬉しかったですね。

KIDS指圧に加えて、最近は大人向けの指圧もやっています。

鍼灸師の先生がやっている治療院に入らせてもらっていて、予約をいただいたお客様の治療をしています。肩こり、坐骨神経痛、ストレートネックなど、症状はほんとに様々。

最近は下半身のボディメイクをしたいというお客様もいらっしゃいました。筋肉を指圧で整えて代謝をあげることはもちろん、歩き方や姿勢、鍛えるべき箇所を指導しています。

指圧って身体を触るので、どこの筋肉が足りていないか分かったりするんです。あと、自律神経を整える効果もあるので、健康に悩んでいる方にはぜひ試してみて欲しいですね。

― ママたちの生き方は自由でカラフル!

   仕事と家庭、私はどちらもあるから頑張れる。

「仕事と家庭の両立ってどうしてるの?」って聞かれることもありますが、やっぱりバタバタしています。朝、子どもを保育園まで送って、そのあとすぐに治療院へ向かってお客さんの治療をして、あっという間に子供を迎えに行く時間。夜はもちろん家族との時間だし、なかなかハードかもしれません(笑)

無題3.png

でも、私自身は仕事も家庭もどっちもないとダメだし、どっちもあるからこそ頑張れるんだろうなぁって思っています。指圧が好きだし、仕事が好きだし、あとは患者さんとのやりとりも、喜んでくださる顔を見るのも大好き。パワーになります。

家に帰ると子どもが「ママ~!今日は指圧のお仕事してきたの~?」って聴いてくれるので、「今日はこんなことしてきたんだよ~。」って話しながら1日を振り返っています。

ママが生きるスタイルは様々です。

特に子育てと仕事の両立は、簡単ではありません。

ペースもかなり遅くなりますし、出来ないことだって多くなるから。

そんな時は半歩でも前進できるように、何かをするようにしてみるんです。たとえば、出産したばかりで外出できない時期はブログを書いたり、産後ダイエットを実際に自分で試したり、効率の良い運動方法を考えてみたり。

これまで悔しい思いをすることもありましたが、そんな時こそ「前進しよう!」と、小さなことからはじめてみます。

もし、今出産を控えていたり、小さいお子さんの子育てに悩んでいたりする方にメッセージを贈るとすれば、『思い切って外に出てみて!』ということです。

「子供がいるからねぇ…」「子供が生まれたから…」と、子供を理由にやりたいことを諦めてしまうのではなくて、どうやったらできるかを考えるんです。どうにかしてできる道が、きっとあるはずだから。

10339392_603382266429326_364180594523327829_o.jpg

やりたいことをすること、仕事をすること、自分の時間を持つこと、そういうことを子供に対して申し訳ないなぁって思わない。だって、お母さんがイキイキしていると、子供には伝わるんです。後ろめたいなぁなんて思わずに、外に出て、自分の人生を輝かせながら子供を可愛がる。そうしたらきっと、子供にもっと優しくなれるはず。

ただ、そうは言っても一歩踏み出すことが怖いときもありますよね。

やりたいことはあるけれど、子育てしながらやっていいのかなって不安になったり…。

そういう時は、周りの人に話すことがオススメです。ママ友とか自分の親とか、誰でもいいから自分の気持ちを伝えてみましょう!

私自身、ママ友のひとりに起業家の女性がいて、「こんなことやりたいけど、なかなか上手くいかないよ~!どうしたらいいの~!」ってすがるように相談することがあるんです(笑)彼女はポジティブになることを教えてくれるから、感謝しています。だから、外の誰かに話すのもひとつかなって思います。

― 子どもにたくさん挑戦して欲しい。

   家族とはおだやかに生活していきたい。

これからは、KIDS指圧をもっと世の中に広めていきたい。

広めて、一時的なブームではなくて、定着させたい。KIDS指圧をやると親子がスキンシップをとれるので、成長にも大きく影響してくるんです。親子のコミュニケーションもより良いものになる。奥が深いものだから、そういう意味でも、指圧を世の中のママにもっともっと知って欲しいなって思っています。

だから、母親学級でひろめたり、ママの指圧学校をつくったり、託児付きの指圧治療院を経営したり、色んなことにチャレンジしたいんです。

皆さんが気軽に指圧に親しみ、健康になり、美しくなり、親子の絆を深められる場を作りたい。一人では限界もあるかもしれないので、賛同してくれる方を見つけてより多くの人と一緒にやっていくのもいいかもしれません。

10945508_603383109762575_3155727788083645819_n.jpg

それから、将来、子どもには好きなことを仕事にして欲しいんです。

自分がわくわくするもの、心が動くものを見つけて欲しい。親としてもその環境づくりは惜しまずやっていくつもりなので、色んなことにいっぱいチャレンジして欲しい。大ケガをしない、ひとをケガさせない、命に関わることでない、ならば好きにしてください。これがうちの合言葉です。

あとは、そうですね、子どもを怒りすぎない自分でいれたらいいかな(笑)

怒ることはパワーもいるし、自己嫌悪に陥っちゃうから。

仕事も楽しみながら、家族みんなで健康におだやかに生活していけたら、それが私のしあわせだと思います!


Recent Posts
bottom of page